宮城県立視覚支援学校 学校便り NO.5 平成31年1月11日発行 教育目標  ヘレン・ケラー女史が、本校にはなむけとして残してくれた「英知・忍耐」という言葉を信条として、視覚等の障害を克服し調和のとれた人格の形成に努め、社会の一員として自主的・積極的に生きる人間を育成する。 1 一年の計は元旦にあり  亥年2019年が幕を開けました。年末の寒波と年明けの穏やかな天気が続いたお正月でした。元気よくあいさつをして登校する児童生徒の様子からも、きっと楽しいお正月を過ごせたことが感じ取れました。 昔から「一年の計は元旦にあり」と言われます。これは、日本が由来の説として戦国武将でも有名な一人である毛利元就が、息子への教えとして話した言葉に由来するともいわれています。 一年の計は春にあり 一月の計は朔(ついたち)にあり 一日の計は鶏鳴(一番鶏が鳴く早朝)にあり ちなみに、朔(ついたち)とは、その月の初めの日。鶏鳴とは、その日の朝、一番鶏が鳴く、早朝のことです。?そして、この毛利元就の言葉は、こういう意味になります。?「新しい一年の計画は、その年の初めに、月の計画は月の初めの日に、そして、今日の計画は、朝早くにたてる。」 さらに毛利元就が言いたかったのは、元旦、月初めの日、その日の早朝に計画を立てるだけでは意味がない。元旦、朔(ついたち)、鶏鳴からスタートし、計画を実行していきなさいと言っています。 年が改まって気持ちも新鮮になっている時は、計画を立てスタートするにはもってこいの機会なのです。各クラスでも一人一人の今年の目標を立てることでしょう。自分が今年挑戦してみたいことや続けて頑張ってみたいことなど、この時期にしっかりと目標をたててほしいです。また、目標を達成するための具体的な方策を立て、日々努力を続けることが大切です。 ぜひ、本校の児童生徒の皆さんには、1年間をかけて継続して取り組める目標を立て挑戦してほしいです。私たち教職員は、皆さんが立てた目標を実現させるため、元気に楽しく学校生活が送れるように、環境を整え、児童生徒に寄り添い、支援していきます。 本年も、保護者の皆様のご理解とご支援のほどよろしくお願いいたします。 2 教育長表敬訪問   12月7日(金)に大分県中津市で開催された『福澤諭吉記念第57回全国高等学校弁論大会』で最優秀賞を受賞した、本校高等部普通科2年の生徒が橋教育長に受賞の報告をしました。 この大会は弁論の甲子園と称される大会で、今年は原稿審査を通過した18名を含む29名の高校生弁士によって行われました。盲学校の生徒が最優秀賞を受賞したのは3回目、宮城県に優勝旗が上陸したのは今回が初めてのことになります。 橋教育長からは、「全国の高校生の中での受賞を誇らしく思う。これからも自身の『個性』とともに将来を切り拓いていってほしい」と激励の言葉をいただきました。 3 新成人祝賀会   1月7日(月)に「新成人祝賀会」が行われました。 全校児童生徒が、体育館に集まり今年新成人の仲間入りを果たした理療科生徒2名のお祝いをしました。 新成人は、少し緊張した表情ながらも社会人としての決意や思いを伝えてくれました。おめでとうございます。 4 寄宿舎新春の集い  1月7日(月)に本校の寄宿舎で、「新春のつどい」が行われました。舎生新年のお楽しみの始まりは、落語でした。出ばやしの音楽とともに登場して「くまもん亭こーたく」が座布団に座ったところから落語『時そば』の始まりです。大きな笑い声、笑顔に包まれた後に、舎生一人一人が今年の抱負を発表しました。 2019年もよい年になりますように。 5 給食週間が始まります  1月21日から1月25日までの1週間は「学校給食週間」です。子供たちの食生活を取り巻く環境が大きく変化し、偏った栄養摂取、肥満傾向など、健康状態について懸念されることが多く見られる今日、学校給食は子供たちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けるために重要な役割を果たしています。本校の給食は、栄養士さん、調理員さんが真心を込めて地元の食材をたくさん使った温かくおいしい給食を毎日120食ほど、寄宿舎の朝食・夕食も24食ほど作っています。 学校給食週間では、学校給食の意義や役割について、児童生徒や保護者の皆様の理解を深め関心を高められるようなメニューや取り組みが行われます。児童生徒は、今からどんなメニューが登場するのか楽しみにしているようです。 見え方で困っていませんか? ★0歳から成人までお気軽にご相談ください。相談は無料です。 ★視覚障害のある成人の方も入学できます。 (あん摩・マッサージ・指圧師/はり師/きゅう師の資格取得に向けて学習します。) 担当:中澤 Mail:myg-shikaku-soudan@od.myswan.ed.jp 宮城県立視覚支援学校 〒980-0011仙台市青葉区上杉六丁目5番1号 TEL : 022-234-6333 FAX : 022-234-7974 HP:https://myg-shikaku.myswan.ed.jp/ (文責:佐藤)