全日盲研みやぎ大会
全日盲研・みやぎ大会開催
第93回平成30年度全日本盲学校教育研究大会みやぎ大会が、7月26日から2日間にわたってJR仙台駅前の複合施設AER(アエル)で開催されました。大会には,全国から視覚障害教育に携わる教職員や関係者等約400人の参加者がありました。
みやぎ大会は,在籍する幼児児童生徒数が減少を続けるなか,今年度から理療科では新カリキュラムの展開や小・中学部では新学習指導要領の移行措置・選考実施が始まっているなかでの開催となりました。神田正美大会会長(愛知県立名古屋盲学校長)からは,「盲学校でも何を学ぶのか,どのように学ぶのか,何ができるようになるかということを研究実践していき,時代の変化に対応しながら次につなげよう」という御挨拶をいただきました。
全体会では,弁護士の大胡田誠さん(弁護士法人つくし総合法律事務所)から「全盲弁護士の夢のかなえ方」と題して講演をいただきました。子どもたちへは,「人生の困難から逃げずに立ち向かう方法」や「できない理由ではなく、できる方法を探す」ことが大切であり,どちらも必ず見つかるところが人生の面白さであり,盲学校や視覚支援学校で教える先生方に、児童生徒にもそのことを伝えてほしいという熱いメッセージをいただきました。
研究協議は,「学習指導1」「学習指導2」「生活」「特別支援」「理療」の5つの分科会に分かれて,熱心な協議が行われました。
おかげをもちまして、充実した大会を行うことができ、今後に向けて大きな示唆を得ることができました。これもひとえに皆様の御協力の賜物と、深く感謝申し上げます。