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学校生活

「第46回(令和6年度)全国盲学生点字競技大会」

 11月6日(水)に今年度の点字競技大会が行われました。全国大会は2年に1度、11月1日の「点字の日(日本点字制定記念日)」の近日に開催され、今回で46回となる歴史ある大会です。各学校で実施し、全国の仲間と競い合います。本校からは、小学部2名、中学部1名の参加でした。内容は、点字盤を用いていかに正確かつスピーディーに点字を打てるかの技能を測るもので、「五十音書き(五十音を順番に2分間書き続けるもの)」「転写(手本の通りに2分間書き写すもの)」「聴写(読み上げられる文章をその通りに書き取るもの)」の3種目があります。全選手とも、真剣に挑んでおりました。

 

令和6年度「高等部専攻科 県庁内マッサージ体験会」

 10月22日(火)に、宮城県庁1Fでマッサージ体験会を行いました。今回の体験会は、理療科生徒6名で参加し、普段の授業で磨いている技術を多くの県民の方々に体験していただくことができました。今回の体験会に参加していただいた皆様、体験会の実施にご尽力いただいた方々に厚く御礼申し上げます。

 

 

令和6年度 小学部A課程 蔵王自然の家 宿泊学習

 10月3日~4日、宿泊学習に行ってきました。3日は蔵王ハートランドでアイスクリーム作りとヤギの触察をしました。次に、ことりはうすで剥製を触察しながら鳥の説明を聞き、森の材料を使って「くまのマグネット」や「ふくろうの置物」を制作しました。夜はナイトハイクを行い、耳を澄まし夜の森の様子を感じました。4日は、トレッキングコースを歩き、山道の歩行を体験しました。様々な植物にも触れ、葉や木の実を触察しながら探検しました。昼食は、防災学習で「ポリナポリタン」を作って食べました。たくさんの活動を通して自然に親しみ、楽しく活動できました。

 

 

 

令和6年度 創立110周年記念式典・記念講演会

 

 令和6年10月11日(金)、宮城県立視覚支援学校創立110周年 記念式典、並びに第2回PTA文化厚生行事として、記念講演会・ボルダリング体験会が行われました。

 記念式典では、多くの方々にご出席いただき、110周年の節目を祝い、更なる発展に向かって前進する式典となりました。

 記念講演会では、NPO法人モンキーマジック設立者の小林幸一郎さんを講師に、「見えない壁だって越えられる」をテーマに講演をいただきました。小林さんは、「夢は決めるものではなく、プチチャレンジを重ねた先で出会える。」と語られており、自身の経験から、小さな挑戦の大切さを教えてくださりました。

 講演後のボルダリング体験会では、幼児・児童・生徒がホールドを触ったり、登ったりする体験を行いました。挑戦する幼児・児童・生徒と、それに対する「ガンバ!!」の声援で、活気あふれる体験会となりました。小林さんは、「ボルダリングは、自分で目標を決めて挑戦できる。」と述べられており、さっそく、「次は、上まで登ってみたい。」と目標を決める子どもたちの姿がありました。

 

 

点字ブロック啓発活動

 9月26日(木)に仙台駅構内で「点字ブロック啓発活動」を行いました。

 この行事は視覚支援学校とPTAとの共催で行っています。生徒が作成したメッセージカード入りのポケットティッシュを通行人に呼びかけながら配布しています。

 学校からは中学部・高等部の生徒、PTA、教員が参加しました。また、宮城県視覚障害者福祉協会、仙台市視覚障害者福祉協会、日本盲導犬協会の方々からも御協力いただきました。生徒たちは初め、声を出すことに戸惑う様子がありましたが、ポケットティッシュを受け取ってもらえたことが自信となり、少しずつ大きな声で「視覚支援学校です。ご協力お願いします。」「点字ブロックの上に物を置かないでください。」と呼び掛ける姿が見られ、約1000個のポケットティッシュを全て配ることができました。ティッシュを受け取った通行人の方からは、「ありがとう。」「がんばってね。」などと温かい言葉も聞かれました。気持ちを込めて書いた生徒のメッセージが、読んだ方の心に届くことを願います。