視覚障害について

「見えにくさ」と言うと、すこし わかりやすいかもしれません。
下の写真を見てください。
これは宮城県立視覚支援学校の校歌です。

 

「この頃、ものがぼやけてよく見えないな…」という話を 聞いたことはありませんか?
これは 近視 や遠視 といって、ピントがうまく あわなくなってきた ようすです。
上の写真が、こんな風に見えてきます。

 

この様子が「見えにくさ」です。学校の視力検査でわかることも多いですね。
これは、メガネをかけることで、元の見えかたに近づくこともできます。
でも、メガネやコンタクトレンズを使っても、「見えにくさ」がなくならないこともあります。
これは 視覚障害のひとつです。

 

「見えにくさ」には、視力の他にも、いろいろな様子があります。
見える範囲のことを「視野」といいます。
下の写真は、回りの視野が狭くなったときの見えかたです。

 

視野の一部が 見えにくくなる様子です。

 

他には、目に入ってくる光の量をうまく調節しにくい見えにくさもあります。
車にのってトンネルに入ったときに、急に回りが真っ暗になったことはありませんか?
これも見えにくさのひとつです。

 

逆に、トンネルから出たとき、眩しくなって、急に回りが見えにくくなることもありますね…。
他には、全くものが見えない様子もあります。

 

このように、見えにくさには視力の他にもいろいろな様子があります。
生まれつき「見えにくさ」があったり、病気や怪我、年をとって 見えにくさが出てくることがあります。
様子の違いはあっても、見えにくさは、誰でも経験するものです。
でも、毎日この見えにくさが続くことになったら、どうしますか?見えやすくしたり、音や手触り、動きを使ったりして学習する工夫が必要ですね。
宮城県立視覚支援学校では、このような 見えにくさにあわせた、いろいろな学習をしています。