学校長挨拶
<学校長挨拶> 宮城県立視覚支援学校のホームページへようこそ

 宮城県立視覚支援学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

 本校は、今年で創立111年を迎える、県下唯一の視覚支援を専門とする特別支援学校です。大正3年4月24日に「宮城県立盲唖(もうあ)学校」としてその歴史を歩み始めて以来、県内でも有数の歴史を持つ学校として、数多くの卒業生が社会の様々な分野で活躍しています。

 平成21年には、「宮城県立盲学校」から「宮城県立視覚支援学校」へと校名を改め、視覚支援教育における専門性をさらに深めてまいりました。関係諸機関との緊密な連携のもと、お子さん一人ひとりの視覚の状態や教育ニーズに対応した、魅力あふれる教育活動を展開しています。

 令和4年には、従来の小学部、中学部、高等部、専攻科に加え、新たに幼稚部を開設いたしました。これにより、より早期からの視覚支援教育が可能となり、その充実を図ることができるようになりました。

 また、本校創立以来、校内には寄宿舎が併設されており、通学困難な児童・生徒等を積極的に受け入れ、多様なニーズに対応した教育を行っています。さらに、学校内には相談支援センターを設け、地域の小学校、中学校、高等学校等との連携を強化し、視覚支援教育に関する幅広いネットワーク体制の下、きめ細やかな指導にも力を入れています。

 幼稚部から高等部までの各学部における専門的な視覚支援教育はもちろんのこと、高等部・専攻科の理療科においては、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の国家資格取得に向けた専門的な学びの場を提供し、視覚障がいがある人々にとって灯(ともしび)となるような学校づくりを推進しています。

 本校の教育活動にご理解をいただき、幼児・児童・生徒一人ひとりの輝かしい未来のために、引き続き温かいご支援とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

 

宮城県立視覚支援学校 校長  名 倉  洋