学校生活
令和6年度「幼稚部 餅つき会」
幼稚部では毎月、いろいろな季節の行事を楽しんでいます。1月10日は「餅つき会」をしました。みんなお餅を食べるのは初めてです。まずは、蒸したつぶつぶの餅米をビニールに入れ、指でつぶしたり、手でたたいたりして、だんだんお餅になっていく様子を体感しました。そして、今ではあまり触ることの少ない杵と臼で、「餅つきぺったんこ」の歌を歌いながら順番に餅つきをしました。つきたてのお餅を小さく小さくちぎり、あんこ、みたらし、きなこの味をつけていただきました。自分たちでついた初めてのお餅の味は格別だったようです。たくさん食べて大満足の「餅つき会」でした。
令和6年度「高等部専攻科 臨床体験発表会」
12月18日(水)午後に、本校会議室で本年度の理療科臨床体験発表会が行われました。今回は専攻科理療科3年生が、今年度の臨床実習で担当した患者様の症例報告をしました。発表会に参加した1・2年生は、発表者の話に熱心に耳を傾け、今後の臨床実習に向けて良い刺激を受けていたようです。
ご協力いただいた患者様に感謝申し上げます。
令和6年度「義眼に関する研修会」
(株)カジヤマプロテーゼの梶山さんと澁谷さんに来校していただき、視覚障害乳幼児の保護者対象と職員対象の2本立てで義眼に関する研修会を実施しました。
義眼を作るための手続きや、装用例、装用方法について写真や動画、実物を提示していただきながら説明をしてくださいました。
保護者からは実際の装用について、これから装用することについての質問があり、丁寧に答えていただきました。職員からは、装用している児童生徒に関する質問がありました。実際の義眼を見て触らせていただくことで、義眼の質感やさまざまな形状・色彩の義眼があることなどを知ることができました。
令和6年度「幼稚部保護者勉強会」
「幼稚部保護者勉強会」を実施しました。今回の内容はアイマスクをしての「全盲体験」。おもちゃやご飯があることを知らせる場面で、手を取る(導かれる)ことや物を提示する(「こんなのがあるよ」)時の「怖い・嫌だ」と「安心」の体験や言葉がけの仕方を確認してもらいました。また、移動についても「怖い・嫌だ」の体験と「安心」の体験をしてもらいました。階段や段差、路面の変化の知らせ方や知らせるタイミングが違うだけで「ドキドキ感」が違うことに気が付いてもらえたように思います。
小学部A課程 お楽しみ会 「食品サンプル作り」
12月16日、宮町にある「食品さんぷる畑 仙台教室」で食品サンプル作りを体験しました。「笹かまぼこマグネット」は、樹脂粘土を型に入れて形を整え、アルミホイルを丸めたもので凹凸をつけました。「ミニトースト」は、型に透明樹脂を流し込み、本物そっくりのトーストに、生クリームや果物を配置し、オリジナルのトーストを作りました。さまざまな食品サンプルも触らせていただき、宙に浮いたフォークに絡まるナポリタンや豪華なプリンアラモードに触れ、食品の形や造形の精巧さに感心しきりでした。みんなが自分の手で作った食品サンプルを嬉しそうに持ち帰り、素晴らしい体験をしました。
「小学部A課程 秋の遠足」
11月11日、秋の遠足で、仙台市天文台と感性の森に行きました。天文台では、模型を使って惑星の大きさや距離を学習したり、プラネタリウムで季節の星空についての説明を聞いたりしました。プラネタリウムは、視覚支援学校向けのプログラムを実施していただき、星の位置から聞こえる音や、点図の説明を聞いて詳しく理解しました。昼食後、錦ヶ丘ヒルサイドモールまで歩き、感性の森で木のぬくもりに触れながら楽しく遊びました。最後は、市バスと仙山線に乗って学校まで帰ってきました。頭と体をめいっぱい使い、楽しんでくることができました。
「第46回(令和6年度)全国盲学生点字競技大会」
11月6日(水)に今年度の点字競技大会が行われました。全国大会は2年に1度、11月1日の「点字の日(日本点字制定記念日)」の近日に開催され、今回で46回となる歴史ある大会です。各学校で実施し、全国の仲間と競い合います。本校からは、小学部2名、中学部1名の参加でした。内容は、点字盤を用いていかに正確かつスピーディーに点字を打てるかの技能を測るもので、「五十音書き(五十音を順番に2分間書き続けるもの)」「転写(手本の通りに2分間書き写すもの)」「聴写(読み上げられる文章をその通りに書き取るもの)」の3種目があります。全選手とも、真剣に挑んでおりました。
令和6年度「高等部専攻科 県庁内マッサージ体験会」
10月22日(火)に、宮城県庁1Fでマッサージ体験会を行いました。今回の体験会は、理療科生徒6名で参加し、普段の授業で磨いている技術を多くの県民の方々に体験していただくことができました。今回の体験会に参加していただいた皆様、体験会の実施にご尽力いただいた方々に厚く御礼申し上げます。
令和6年度 小学部A課程 蔵王自然の家 宿泊学習
10月3日~4日、宿泊学習に行ってきました。3日は蔵王ハートランドでアイスクリーム作りとヤギの触察をしました。次に、ことりはうすで剥製を触察しながら鳥の説明を聞き、森の材料を使って「くまのマグネット」や「ふくろうの置物」を制作しました。夜はナイトハイクを行い、耳を澄まし夜の森の様子を感じました。4日は、トレッキングコースを歩き、山道の歩行を体験しました。様々な植物にも触れ、葉や木の実を触察しながら探検しました。昼食は、防災学習で「ポリナポリタン」を作って食べました。たくさんの活動を通して自然に親しみ、楽しく活動できました。
令和6年度 創立110周年記念式典・記念講演会
令和6年10月11日(金)、宮城県立視覚支援学校創立110周年 記念式典、並びに第2回PTA文化厚生行事として、記念講演会・ボルダリング体験会が行われました。
記念式典では、多くの方々にご出席いただき、110周年の節目を祝い、更なる発展に向かって前進する式典となりました。
記念講演会では、NPO法人モンキーマジック設立者の小林幸一郎さんを講師に、「見えない壁だって越えられる」をテーマに講演をいただきました。小林さんは、「夢は決めるものではなく、プチチャレンジを重ねた先で出会える。」と語られており、自身の経験から、小さな挑戦の大切さを教えてくださりました。
講演後のボルダリング体験会では、幼児・児童・生徒がホールドを触ったり、登ったりする体験を行いました。挑戦する幼児・児童・生徒と、それに対する「ガンバ!!」の声援で、活気あふれる体験会となりました。小林さんは、「ボルダリングは、自分で目標を決めて挑戦できる。」と述べられており、さっそく、「次は、上まで登ってみたい。」と目標を決める子どもたちの姿がありました。