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校長室から

【河北新報】点字ブロック 物置かないで

 県視覚支援学校生 仙台駅で呼びかけ(令和7年10月29日 河北新報朝刊) 

 記事 「県視覚支援学校の生徒らが、仙台市のJR仙台駅東西自由通路で、視覚障害者が利用する点字ブロックの上に立ち止まったり、物を置いたりしないよう歩行者に呼びかけた。注意書き入りのポケットティッシュも配った。」

 当日は宮城県・仙台市視覚障害者福祉協会や日本盲導犬協会仙台訓練センターの皆様も駆けつけて下さり、力強くアピールすることができました。また、当日はNHKのニュースでも大きく取り上げられるなど、広く注目を集める活動となりました。

 配布したティッシュはPTAの皆様のご協力もいただきながら手作りで準備したものです。この活動が、視覚障害者だけではなくみんなにとって安心安全なまちづくりにつなげていきたいと考えています。

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新校舎はいよいよ最後の仕上げへ!

 年内の完成を目指して最後の仕上げが進められています。ついに今日から「建物内 靴履き替え『上履き!』」との掲示がみえました。

内部には素敵な木目調の扉などがチラ見えしています。

 

 正面玄関付近。雨風をしのぐ車寄せの大きなキャノピーがお目見え。バス用に高く作ってあります。

 

 旧校舎にあった「香る植物園」を引き継いだ美しい中庭。中庭はもう一つあって、個性豊かな植栽が見どころです。詳細は完成した後のお楽しみ!

 

 一足先に完成している「宮城県視覚障害者情報センター(旧点字図書館)」が奥に見えます。完成すれば渡り廊下で結ばれます! 同じ敷地内にあるのは全国でも珍しいとか。いつも音訳・点訳ボランティアの皆様にお世話になっています!

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ロクシタンジャポン様からハンドクリームをいただきました

 本校教育活動への「エールと感謝を込めて」ロクシタンジャポン様から、ひとり一人にハンドクリームをご寄贈いただきました。

 

 メッセージカードには「絆を紡ぎ、支えあうために繋ぎあう手」という題名と、「点字を読むにも大切な手指をロクシタンのハンドクリームで乾燥シーズン前にケアしてください」との温かい言葉がありました。全員分のメッセージカードに点字もあり、視覚支援教育への思いが力強く伝わってきました。

 お気持ち、本当にありがとうございます。幼児・児童・生徒のこれからの自立に向けた学びへとつなげていきたいと思います。

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保健室の素敵なおしらせ

 保健室前の掲示板には毎月、季節にあわせた様々な話題が取り上げられ、仮設校舎の廊下を美しく楽しく彩ってくれています。ようやく「熱中症防止」の季節が終わり、秋の遠足や文化祭など楽しい行事の季節となりました。

 

 幼稚部さんのまえの廊下には「水色めがね」のトンボたちが舞っています。校長室まで聞こえてくる子供たちの歌声はとてもかわいらしく、そして力強いです!

 新校舎への引っ越しまであと少し。3年間過ごした仮設校舎の廊下もなんだか名残惜しくなってきました。

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新校舎の完成が近づいてきました

 いよいよ仮囲いが外され新校舎の全貌が明らかになりました。右側は現在の仮住まい。奥は一足先に完成した体育館です。プレハブは壊された後、広々としたグランドに生まれ変わります。

 

 中央廊下を奥へと進みます。見学する教職員一同、わくわくがとまりません

 

 室内の物品の配置について作戦会議中。設計段階で工夫をこらした間取りが実現していてちょっと感激

 

 直射日光を避けるため、北側に向けた天窓からは、優しい光が廊下にやんわりとふりそそぎます。内装工事も進み、今にも幼児・児童・生徒の楽しそうな声が聞こえてきそうです。

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手作り教材のご紹介(乳幼児保護者相談会の展示から)

 9月6日(土)に本校で乳幼児保護者相談会を行いました。会場では、様々な教材・教具を展示していたのですが、その中の一部「木製の手作り教材」を紹介します。

 

 たくさんのふたのなかには何が隠されているかな。中央には目印をつけています。位置関係を把握する練習のひとつです。

 

 大きさ、順序、方向の感覚などを遊びを通して学んでいきます。手触りにもこだわっていて、思わずつかみたくなるような、ほどよい重さ、質感に仕上げています。

 

 パチンコ玉を軽く押すと「ポタン」と下に落ちます。「ゴロゴロ~」と転がっていって、最後は「チーン」と涼しげな音を立てます。大人も何度でもやりたくなるから不思議です。「右下」は「右手前」というとわかりやすいです。

 

 いろんなふた付きの箱です。押したり引いたり意外と開けるのが難しかったりします。試行錯誤、やってみることは大事です。

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【日テレ動画】全盲の「手で見る」旅のガイド 少しの工夫で…広がる世界

 視覚障害者の旅について積極的に発信されている、長尾博先生の取り組みを紹介した動画です。本校でも修学旅行や校外学習などでは工夫を凝らして旅の楽しさを伝える活動を重視していますので、とても興味深い動画です。ちなみに、長尾先生は宮城にゆかりのある方です。動画は写真をクリックしてください。

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東北福祉大学の皆さんが見学に来られました

「誰もが暮らしやすい共生のまちづくり」をめざして、安藤ゼミの2,3年生の皆様が本校の学校見学会に参加されました。

 授業や日常生活、学校行事、歩行訓練などについて説明をうけたのち、実際の授業の様子や寄宿舎、体育の授業で行っている「フロアバレーボール」を見学されました。(詳細は画像をクリックしてください)。

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フロアバレーボールのご紹介(盛岡視覚支援学校の活躍から)

 全国の視覚支援学校・盲学校で行われている「フロアバレーボール」を紹介します。動画は、今夏、東北代表として全国大会に出場した盛岡視覚支援学校を地元のテレビ局が特集したものです。画像をクリックすると動画が再生されます。

 本校は残念ながら地区予選で敗れましたが、東北地区の各視覚支援学校・盲学校との交流は貴重な経験となりました。これからも全国67校ある視覚支援学校・盲学校の仲間とともに頑張っていきたいと思います!

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フロアバレーボール審判講習会を行いました

 5月28日(水)に筑波大学附属視覚特別支援学校から講師をお迎えして、フロアバレーボール審判講習会を本校で行いました。6月19日(木)に宮城野区体育館で開催される「東北地区盲学校フロアバレーボール大会」に向けた準備もいよいよ最終段階です。

 

 フロアバレーボールは全盲や弱視の視覚障がい者と健常者が一緒にプレイできるように考案されている球技で、6人制バレーボール競技規則を参考にしています。ルールなど詳しいことは、全国盲学校フロアバレーボール大会ホームページをご参照ください。

 

 2022年の山口大会のポロシャツです。東北大会に向けての気合を感じます!

 

 現在、大会に向けて最後の仕上げの段階です。これまでの成果を存分に発揮して実りある大会にしたいと思います。宮城県立視覚支援学校へのご声援をお願いいたします!

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「まちたんけんに行ったよ」の地図

 小学部の授業で「まちたんけん」に行ったときに作った地図です。国土地理院地図をベースに、梅田川をビーズで、道路を紙ひもで、JR仙山線をモールやストローで表しました。建物や公園は発泡スチロールや滑り止めシートで表現しています。

 

 点字でも説明をつけた力作です。広瀬川の河岸段丘を立体的に示しているところにこだわりを感じます。校舎北側に見える高い段丘崖(だんきゅうがい)が東照宮の参道に続いていることもよくわかります。

 つくった児童は「楽しかった」「建物をしっかり接着するように工夫をした」と感想を話していました。学校の周りの環境や地図に興味を持つのはとてもいいことですね。

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幼稚部の農園 すくすく成長しています

 幼稚部にはウッドデッキがあって、天気のいい日には日向ぼっこができます。デッキの周りには子どもたちが育てている「農園」があります。じゃがいも、たまねぎ、かぼちゃ、えんどう豆などなかなかの多角経営です。

 

 今、いちごはたくさんの実をつけて赤く色づいてきました。虫よけのネットをかけて収穫まで大切に育てます。仮設校舎ですが、「子どもたちの経験の幅をどんどん広げていきたい」という先生方の願いが届いたかのような大豊作です。

 

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今年の冬の完成を目指して、新校舎建築中です!

 令和7年4月1日に赴任した校長の名倉です。学校の四季折々の話題をアップしていきます。

 今日は、新校舎建築中の様子から。工事のため、以前の正門よりも西側にずれたところが入口になっています。寄宿舎の入り口は、北側に別の門がありますのでお間違えの無いようにお越しください。

 

 建築中の二階建て校舎です。奥は一足先に完成した体育館。最奥が現在使用している仮設校舎です。仮設とはいえ、3階建てのなかなかしっかりした作りです。3年目ともなると愛着も湧いてきます。自慢の最新型スクールバスも見えます。技師さんが日々ピカピカに磨き上げてくれています。

 

正面ゲートわきにある工事案内板です。見てのとおり現在はグランドがないのですが、いずれ美しい中庭と共に整備される予定です。

 

 正面玄関付近の完成イメージ図です。2階建ての広々とした校舎に生まれ変わる予定です。左手には幼稚部さんの庭に大きな築山が少しみえます。雪が降ったらスキーやそり遊びも楽しめそうです。

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