学校生活
「小学部A課程 秋の遠足」
11月11日、秋の遠足で、仙台市天文台と感性の森に行きました。天文台では、模型を使って惑星の大きさや距離を学習したり、プラネタリウムで季節の星空についての説明を聞いたりしました。プラネタリウムは、視覚支援学校向けのプログラムを実施していただき、星の位置から聞こえる音や、点図の説明を聞いて詳しく理解しました。昼食後、錦ヶ丘ヒルサイドモールまで歩き、感性の森で木のぬくもりに触れながら楽しく遊びました。最後は、市バスと仙山線に乗って学校まで帰ってきました。頭と体をめいっぱい使い、楽しんでくることができました。
「第46回(令和6年度)全国盲学生点字競技大会」
11月6日(水)に今年度の点字競技大会が行われました。全国大会は2年に1度、11月1日の「点字の日(日本点字制定記念日)」の近日に開催され、今回で46回となる歴史ある大会です。各学校で実施し、全国の仲間と競い合います。本校からは、小学部2名、中学部1名の参加でした。内容は、点字盤を用いていかに正確かつスピーディーに点字を打てるかの技能を測るもので、「五十音書き(五十音を順番に2分間書き続けるもの)」「転写(手本の通りに2分間書き写すもの)」「聴写(読み上げられる文章をその通りに書き取るもの)」の3種目があります。全選手とも、真剣に挑んでおりました。
令和6年度「高等部専攻科 県庁内マッサージ体験会」
10月22日(火)に、宮城県庁1Fでマッサージ体験会を行いました。今回の体験会は、理療科生徒6名で参加し、普段の授業で磨いている技術を多くの県民の方々に体験していただくことができました。今回の体験会に参加していただいた皆様、体験会の実施にご尽力いただいた方々に厚く御礼申し上げます。
令和6年度 小学部A課程 蔵王自然の家 宿泊学習
10月3日~4日、宿泊学習に行ってきました。3日は蔵王ハートランドでアイスクリーム作りとヤギの触察をしました。次に、ことりはうすで剥製を触察しながら鳥の説明を聞き、森の材料を使って「くまのマグネット」や「ふくろうの置物」を制作しました。夜はナイトハイクを行い、耳を澄まし夜の森の様子を感じました。4日は、トレッキングコースを歩き、山道の歩行を体験しました。様々な植物にも触れ、葉や木の実を触察しながら探検しました。昼食は、防災学習で「ポリナポリタン」を作って食べました。たくさんの活動を通して自然に親しみ、楽しく活動できました。
令和6年度 創立110周年記念式典・記念講演会
令和6年10月11日(金)、宮城県立視覚支援学校創立110周年 記念式典、並びに第2回PTA文化厚生行事として、記念講演会・ボルダリング体験会が行われました。
記念式典では、多くの方々にご出席いただき、110周年の節目を祝い、更なる発展に向かって前進する式典となりました。
記念講演会では、NPO法人モンキーマジック設立者の小林幸一郎さんを講師に、「見えない壁だって越えられる」をテーマに講演をいただきました。小林さんは、「夢は決めるものではなく、プチチャレンジを重ねた先で出会える。」と語られており、自身の経験から、小さな挑戦の大切さを教えてくださりました。
講演後のボルダリング体験会では、幼児・児童・生徒がホールドを触ったり、登ったりする体験を行いました。挑戦する幼児・児童・生徒と、それに対する「ガンバ!!」の声援で、活気あふれる体験会となりました。小林さんは、「ボルダリングは、自分で目標を決めて挑戦できる。」と述べられており、さっそく、「次は、上まで登ってみたい。」と目標を決める子どもたちの姿がありました。
点字ブロック啓発活動
9月26日(木)に仙台駅構内で「点字ブロック啓発活動」を行いました。
この行事は視覚支援学校とPTAとの共催で行っています。生徒が作成したメッセージカード入りのポケットティッシュを通行人に呼びかけながら配布しています。
学校からは中学部・高等部の生徒、PTA、教員が参加しました。また、宮城県視覚障害者福祉協会、仙台市視覚障害者福祉協会、日本盲導犬協会の方々からも御協力いただきました。生徒たちは初め、声を出すことに戸惑う様子がありましたが、ポケットティッシュを受け取ってもらえたことが自信となり、少しずつ大きな声で「視覚支援学校です。ご協力お願いします。」「点字ブロックの上に物を置かないでください。」と呼び掛ける姿が見られ、約1000個のポケットティッシュを全て配ることができました。ティッシュを受け取った通行人の方からは、「ありがとう。」「がんばってね。」などと温かい言葉も聞かれました。気持ちを込めて書いた生徒のメッセージが、読んだ方の心に届くことを願います。
小学部B課程 秋の遠足 ベニーランド
10月1日(火)、晴天に恵まれ、ベニーランドに行ってきました。行きはJR仙山線と地下鉄東西線を利用し、公共交通機関を乗り継いで行ってきました。暑いくらいの気候の中、どの乗り物に乗るか友達と相談して決めながら、たくさんの乗り物に乗ってきました。お昼は、おいしい手作り弁当を食べて帰ってきました。「また、遊園地に行きたい。」という声がたくさん聞こえてきました。
相談支援センター 弱視学級等交流会
9月28日(土)に本校体育館にて弱視学級等交流会を実施しました。県内各地の小中学校や本校の児童・生徒9名が参加しました。年に1回、実施している弱視学級等交流会では、視覚障がいスポーツをとおして、仲間と一緒に体を動かし楽しむことを目的にしております。今年はパラリンピックの正式種目でもあるゴールボールを、交流会特別ルールバージョンで行いました。参加児童・生徒の一人一人に本校教員が付き、準備体操やランニング、攻める、守る(捕る)といった動きを練習し、3チーム総当たり戦でのゲームを行いました。ゲーム終了後の感想発表ではすっかり緊張がほぐれ「はじめてのゴールボールは楽しく体験できた。」「また来年も参加したい。」など、笑顔の感想が多くありました。すっきりとした秋晴れの日に、スポーツを楽しむことができた交流会でした。
高等部専攻科 理療科職場見学実習
9月30日、理療科と保健理療科の3年生が職場見学実習を行いました。今年度は、本校卒業生で松島町で開業しておられる先輩の治療院を訪問し、治療院経営についてのお話を聞くだけではなく、実際に使用している鍼やお灸を体験することができました。質疑応答の時間では、生徒から積極的な質問があり、地域に根差した訪問治療や電子決済の活用状況など、幅広いお話を伺うことができました。
幼稚部 校外保育
9月26日は聴覚支援学校の園庭に校外保育に出かけました。視覚支援学校には校舎建て替えのために園庭がないので、聴覚支援学校の自然いっぱいの園庭と遊具に子ども達は大喜び。乗りやすいブランコを全員一緒に楽しむことができました。聴覚支援学校の幼稚部のお友達も園庭に出てきたので、手と手でタッチしてあいさつしたり、手話を触って自己紹介し合ったりして仲良くなりました。園庭で見つけた大きななすや蝉の抜け殻を持ってきては優しく見せてくれたり、一緒に砂場で遊んだり、自然に交流することができました。また機会があったら遊びに行って、もっともっと仲良くなりたいですね。